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About NOW PRINTINGについて

その月の文庫新刊をさくっと知るなら、 小冊子『NOW PRINTING』。

東京都国立市にある創業70余年の新刊本屋・増田書店。ここで文庫担当として働くいち書店員が作っているのが、小冊子「NOW PRINTING」です。主に、毎月発売する500点ほどの新しい文庫から気になるものを取り上げて紹介しています。ほかに、文庫本ができるまでの過程を教えてもらう著者インタビューや、文庫の平台フェアの作りを考える書店員の雑談、毎月の増田書店の文庫売上を公開・考察するランキングページも。2022年5月にスタートして以来、毎月1日に発行。増田書店文庫の平台にて配布中です。

Behind the NOW PRINTING 文庫担当の仕事/冊子制作の小話。

  • 01

    万年文庫担当が作る冊子。

    そもそも文庫担当の仕事って?
    本屋の仕事の基礎・基本は文庫業務にあり。日々の品出し・返本・売り上げのチェック・補充注文などなど、どの分野でも欠かせない作業を“大量”にできるのだから。そういうわけで、アルバイトをはじめて以来文庫を担当している。大抵1年も経てば別のジャンルを学び始めたりするのだけど、僕はすでに7年目。なぜかというのは置いておいて、そんな万年文庫担当が作っているのがこの冊子なのだ。
  • 02

    開けば、名作たちの見本市。

    なんでも影響を受けやすいタチで......。
    制作のきっかけは、ZINE「壜」。増田書店でともに働く田中託未さんが2022年3月に作ったもので、これがとても面白かった。もろに影響を受けて創作意欲に燃えた結果、即座にはじめたのが「NOW PRINTING」。万年文庫担当の僕にできることといえば......と、内容は「新刊文庫紹介」一択で。「壜」からふた月後には1号目の配布をスタート。
    文庫についての冊子だから、もちろん判型は文庫サイズ。ページを開けば東京創元文庫同様に横書きのイントロダクション、巻末には文藝春秋の「社中日記」におけるおふざけテイストに則った「増田書店日記」を......と好みのスタイルをどんどん拝借。なんなら紹介する文庫の基準だって、坪内祐三『文庫本を狙え!』(名著!)に倣って、できるだけ多くのレーベルを取り上げることにした。さながら名著のコラージュ集! いや、率直にいって「パクリの見本市」か。なんにしたっていいもの揃い。少し覗いてみてよ!
  • 03

    日曜画家の水彩イラスト。

    文章では得難い心地よさを。
    よくも悪くも理屈っぽく作っているこの小冊子を、ひと目で「なんだか面白そうだ」と思わせてくれるのはひとえにイラストの力。こちらはもちろん万年文庫担当者ではなく、アンリ・マティスの画集を常に座右に置く日曜画家によるもの。水彩特有の軽やかさが気持ちいい。シンプルに描くだけではなく、絵そのものを貼り重ねることも。だからよーく見ると、色の濃淡のみならず立体感も感じられるはず。その手触り感がまた、小さな冊子を少し特別なものにしてくれる。
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